1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)21:57:23.35ID:SsvD8XpL0


moba_office

ちひろ「あのー、凛ちゃん。ちょっといいですか?」

凛「うん、どうしたの」

ちひろ「いきなりなんですけど……愛の告白されるとしたら、どんな風にされたいですか?」

凛「本当にいきなりだね……」

ちひろ「さっき恋愛ドラマ見てたんです。なんだか気になっちゃって」

凛「まあ、たまに考えるよね。そういうこと」

ちひろ「ですよねっ! というわけで、教えてください!」

凛「うーん……」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/01(日)22:02:03.43ID:SsvD8XpL0


凛「まあ、告白なんてあっけないものだよ、たぶん。夢見すぎてもいけないと思う」

ちひろ「えぇー。凛ちゃん理想が低いです」

凛「だって告白するされる間柄なら言葉なんて、そう要らないんじゃない?」

ちひろ「言葉って大切ですよ? 以心伝心なんて当てになりません!」

凛「確かにテレパシーでスタドリは売れないと思うけど……」

凛(……言葉か)ポワポワ

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:06:54.82ID:SsvD8XpL0


『なあ、凛。俺と一緒になってくれないか?』

『……そんな簡単に頷くんだな』

『もうちょっと、よく考えた方が良いんじゃないかな?』

『だって、さり気なくとんでもないお願いするかもしれないだろ』

『例えば……お嫁さんになってください、とかさ』

『一度頷いちゃったら、取り返しはきかないけど……それでもいいよな?』

凛(……大事かも)ポワワ

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:13:00.19ID:SsvD8XpL0


凛「……なるほど。言葉って大事だね」

ちひろ「ですよね。大切な告白なんですし、大胆なのがいいですよ!」

凛「だ、大胆!? あんまりとんでもないのはダメ!」

ちひろ「それじゃつまらなくないですかー?」

凛「それくらいでいいってば……!」

ちひろ「凛ちゃんはもっと夢持ってもいいと思いますよ?」

凛「戻れなくなるよ!」

ちひろ「どこから!?」

凛(一度夢見たら絶対覚めなくなる……)

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:18:07.72ID:SsvD8XpL0


ちひろ「有香ちゃんって結構モテそうですよね?」

有香「私がですか? いえ、そんなことありませんよ」

ちひろ「またまた、こんなに可愛いのに」

有香「もう、おだてないでください。そうだとしても、Pさんのおかげですから」

ちひろ「ああ、女の子は男の子のために綺麗になりますもんね!」

有香「そ、そんなことありません!?」

ちひろ「あんまり有香ちゃんがモテると、プロデューサーさんもうかうかできませんねー」

有香(うかうかできない……?)ポワポワ

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:24:16.29ID:SsvD8XpL0


『すまん有香……もう、お前を可愛くしていくことが出来ない……』

『今まで以上に可愛いお前を、他のやつに見せたくないんだ』

『可愛い有香を、俺だけのものにしたい。俺のためだけに可愛くなってくれ!』

『有香のこと、俺のものにしたいんだ。わかってくれるよな……?』

有香(はわわっ……!?)ポワワ

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:28:40.21ID:SsvD8XpL0


有香「技ありっ!?」

ちひろ「ひええっ!? 突然受身とってどうしたんですか!?」

有香「耐えました! 一本は取らせませんでしたよ!」

ちひろ「何と闘ってるんです……?」

有香「負けません! 押忍っ!」

ちひろ「有香ちゃんは無敵かも知れませんけど……でもやっぱり、プロデューサーさんには勝てませんよね?」

有香「むっ、どういうことですか?」

ちひろ「有香ちゃんが大好きな気持ちは、あの人が一番ですからね♪」

有香「はうっ!! 一本!!」

ちひろ「何が決まったんですか!?」

有香(独り占め……!!)

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:34:43.16ID:SsvD8XpL0


ちひろ「紗南ちゃんは、プロデューサーさんとよくゲームするんですか?」

紗南「ん? まーね。Pさんも中々ゲーマーだし」

ちひろ「仲睦まじいですねー」

紗南「ふふーん。あたしとPさんなら、攻略できないものはないよ!」

ちひろ「クレーンゲームとかどうなんですか?」

紗南「Pさんなら取り放題も夢じゃないかな?」

ちひろ「へえ、アクションゲームは?」

紗南「Pさんのコンボは手強いよ!」

ちひろ「じゃあ恋愛ゲームは?」

紗南「Pさんに落とせないヒロインはいない!」

ちひろ「紗南ちゃんも落とすんですかねー?」

紗南(そりゃPさんが全力で落としに……えっ?)ポワポワ

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:39:29.59ID:SsvD8XpL0


『さて、そろそろ紗南のことも攻略しないとな。完全攻略が目標だし』

『紗南のルートに入るのには苦労したけど、おかげでコンプリートできそうだよ』

『あ、抵抗しても無駄だぞ? 紗南がどれだけ頑張っても俺が必ず攻略しちゃうからね』

『どんなエンディングでも、俺と紗南なら幸せになれる、いや、してやるからな……』

紗南(堕ちた……)ポワワ

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:46:17.83ID:SsvD8XpL0


紗南「ち、チート禁止ー!」

ちひろ「えー」

紗南「あたしモブだから! 攻略できないの!」

ちひろ「Pさんなら力ずくでしそうですけどね」

紗南「っていうか、それならあたしの方が先に攻略してやるんだから!」

ちひろ「わ、攻略合戦ですね」

紗南「ゲームなら負けないし! 絶対負けない!」

ちひろ「その意気ですよ紗南ちゃん!」

紗南(……あれ? これって結局Pさんと……)

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)22:54:55.99ID:SsvD8XpL0


ちひろ「聖ちゃんは結構ロマンチストっぽいですね」

聖「ロマンチスト……?」

ちひろ「例えば、聖ちゃんが告白されるとしたら、どんな風にされたいですか?」

聖「こ、告白、ですか……!?」

ちひろ「いや聖ちゃん美人じゃないですか。もうモテモテですよ?」

聖「そんな、こと……少し、困ります」

ちひろ「恋もロマンチックなんでしょうねー」

聖(ロマンチック……)ポワポワ

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:02:23.58ID:SsvD8XpL0


『そろそろ聖の返事も聴きたいな。俺は聖が好きだって伝えたぞ?』

『聖なら、きっと愛情たっぷりに歌って返事してくれるよな』

『ああ、返事を聴くまで聖のこと帰さないからな。こうやって、ぎゅーってし続けるぞ』

『もちろん歌い終わりそうになったら、その唇を塞いであげるからな……?』

聖(歌えません……っ!)ポワワ

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:07:06.00ID:SsvD8XpL0


聖「ぜ、全然ロマンチックじゃないです……!」

ちひろ「あれー。聖ちゃん達らしいと思うんですけど……」

聖「Pさんはそ、そんな人じゃ……」

ちひろ「あらあらー? 私はPさんが相手だなんて言ってませんよー……へー?」

聖「あっ、ちが……その、なんとなくで……!」

ちひろ「なんとなく……愛しちゃってます?」

聖「愛しっ……まだ、そういうのは早くて……!」

ちひろ「ふふ。まだ……?」

聖「あう……」

ちひろ「大丈夫です! Pさんなら絶対、聖ちゃんと添い遂げてくれますよ!」

聖(そんなの……毎日聖夜になっちゃう……っ)

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:13:09.28ID:SsvD8XpL0


ちひろ「加奈ちゃんは、告白とか夢見てそうですよね」

加奈「ええっ!? 私にはまだ恋バナは早いですよぉ!」

ちひろ「照れちゃって可愛いですねー。お相手はどんな人がいいですか?」

加奈「そ、それはもちろん……優しくてかっこよくて、いつも私のこと見ててくれる……えへへ」

ちひろ「プロデューサーさーん! 加奈ちゃんが呼んでますよー!」

加奈「わー、わー!? やめてくださいーっ!」

ちひろ「うふふふ、そのメモ帳見られたら、何か困ることがあるんですかー?」

加奈(はうっ……)ポワポワ

23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/01(日)23:29:01.48ID:SsvD8XpL0


『おっと加奈、そのメモ帳には何が書いてあるのかなー』

『もしかして、俺と恋人同士になるための必勝法とか?』

『まったく加奈は心配性だな。そこまで俺と一緒になりたかったのかな?』

『大丈夫だぞ、そんなことメモしなくても。俺が直接、何度でも教え込んであげるから』

『メモするまでもなく永遠に忘れられないくらい、ふたりでラブラブになってみようか……?』

加奈(ラブラブ……っ!)ポワワ

24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:37:18.88ID:SsvD8XpL0


加奈「め、メモどころじゃなくなっちゃいます!?」

ちひろ「あらあら、加奈ちゃんもおませさんですね!」

加奈「そ、そそそんなこと……ないこともないような、あるような……?」

ちひろ「うふふ……プロデューサーさんも、色々と教えがいがありそうです」

加奈「うう……これ以上は覚えきれませんよぉ……」

ちひろ「いざという時はやっぱり、身体で覚えないとですね!」

加奈「か、カラダでですか!?」

ちひろ「ええ、アイドルは歌って踊るのがメインですし……あれ、加奈ちゃん?」

加奈(プロデューサー専用のメモ帳にされちゃう……っ!)

26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:42:58.60ID:SsvD8XpL0


ちひろ「あ、美嘉ちゃんと莉嘉ちゃん」

美嘉「ちひろさん、おはよっ」

莉嘉「おはよー! Pくんどこー?」

ちひろ「残念だけど、プロデューサーさんはおでかけ中です」

莉嘉「ぶぅ。つまんなーい!」

ちひろ「まあまあ、私とお話でもして待ちましょう」

美嘉「それがいいかもね。ヨユー持つのがオトナってやつ★」

莉嘉「おおー。お姉ちゃんおっとなー!」

ちひろ「じゃあ、オトナなお話……告白されるとしたら、どんな風にされたいですか?」

莉嘉「はいはーい! 靴箱にラブレター入ってて、呼び出されたあと……って感じ!」

美嘉「あはは、莉嘉古いよそれ! やっぱ夜景デートが定番っしょ!」

ちひろ「ふふ、じゃあ……それより刺激的でオトナな告白、されてみたくないですか……?」

莉嘉(刺激的で……)ポワポワ

美嘉(オトナ……)ポワポワ

28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:47:43.81ID:SsvD8XpL0


『莉嘉はまだまだお子様だな……そういう所も可愛いけど、早くオトナになりたいのか?』

『しょうがないな。じゃあ俺とオトナの階段、ひとつひとつ上ってみるか』

『心配はいらないよ。一段ずつ、俺がきちんとエスコートしてあげるからさ』

『いっぱいオトナのこと教えてあげるから、ひとつも忘れちゃダメだぞ?』

『オトナになったら、一緒にお姉ちゃんに自慢しちゃおうか……?』

莉嘉(オトナってすごい……☆)ポワポワ

『美嘉はもう十分大人だしな。子どもみたいにいちゃいちゃしなくても、いいよな』

『なんたってお姉ちゃんだし、まさか甘えちゃったりしてこないよな』

『もちろん甘えてもいいけど……子ども扱いしちゃうぞ?』

『もし美嘉がまだまだ子どもだったら、厳しい教育が必要だよな』

『ああ、安心していいぞ。美嘉が大人になれるまで、俺が手取り足取り、肌身離さず付いていてあげるから』

『それで大人になったら、ちゃんと妹に報告しないとな。大人になった美嘉の姿を、な……?』

美嘉(大人ってすご……★)ポワポワ

29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/01(日)23:49:57.15ID:SsvD8XpL0


美嘉「うわわ、無し無しそういうの! 莉嘉にはまだ早いって!」

莉嘉「なんでー!? お姉ちゃんだけズルイー!」

美嘉「あ、アタシも遠慮しとこうかなぁ……?」

ちひろ「まぁまぁ、プロデューサーさんも、二人の成長を楽しみにしてることですし」

莉嘉「やたーっ! Pくんが言うなら仕方ないよね☆」

美嘉「だ、だだだめー! 莉嘉がするならアタシだってするもんっ!」

莉嘉「じゃあ、莉嘉とお姉ちゃんとで一緒にしちゃうー?」

美嘉「そ、それは……ぷ、プロデューサーの意見も必要じゃないかな!?」

ちひろ「あ、プロデューサーさんおかえりなさーい」

美嘉「わー! まだ心の準備がー!」

莉嘉「お姉ちゃんどこ行くのー!?」

ちひろ「ふふ……お二人にはまだ早かったですかね?」

美嘉(もうちょっと待ってプロデューサー……!)

莉嘉(お姉ちゃんと一緒に早くオトナになってー……えへへ☆)

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/01(日)23:59:14.72ID:SsvD8XpL0


ちひろ「あら、この眼鏡……誰のかしら?」

春菜「すみませーん、この辺りに私の眼鏡を忘れてませんでしたか?」

ちひろ「あ、春菜ちゃんのだったんですね。はい、どうぞ」

春菜「ありがとうございますちひろさん! お礼に今度、ちひろさんに似合いそうな眼鏡差し上げますね!」

ちひろ「あはは、楽しみにしておきます。春菜ちゃんは、ほんとに眼鏡が好きなんですねー」

春菜「ええそれはもう。眼鏡と一心同体ですからね!」

ちひろ「でもたまには、眼鏡を着けてない春菜ちゃんも見てみたいです」

春菜「うーん、多分一生着けたままでいるんじゃないかと思いますけど……」

ちひろ「プロデューサーさんも見たいって言ってましたよ?」

春菜(Pさんが……)ポワポワ

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)00:07:22.77ID:Nkiop9kh0


『せっかく二人きりになれたのに……まだ眼鏡着けるんだ?』

『いいや、似合ってるよ。その眼鏡、とても可愛いと思う』

『でもね。俺といるときは、可愛い眼鏡を外していて欲しいんだ』

『もしかすると、春菜が眼鏡にヤキモチ妬くかもしれないだろ?』

『俺が好きなのは春菜だよ。眼鏡をかけなくても、はっきり見えるくらい近くにいて欲しいな……』

春菜(ア、アリかもですね……っ!)ポワワ

32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)00:16:08.78ID:Nkiop9kh0


春菜「だ、だからって眼鏡は外せませんけどっ!」

ちひろ「ちぇー。残念です」

春菜「期待してもダメですよ! 眼鏡は私にとって体の一部みたいなものですから!」

ちひろ「隠された部分が見たいです!」

春菜「見せません!」

ちひろ「うう……見れるのはプロデューサーさんだけなんですね……」

春菜「や、Pさんにも見せませんよ!?」

ちひろ「ぶー。けちー」

春菜(でも寝てる間にこっそり、なんて……!?)

33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:19:43.25ID:Nkiop9kh0


ちひろ「美優さん、そのドレス似合ってますね!」

美優「そうですか……? ふふ、嬉しいです」

ちひろ「でも美優さんほど綺麗な人が、未だに独身だなんて信じられません……」

美優「もう。おだてても何も出ませんよ」

ちひろ「いやいや、ほんとです! 私がプロデューサーだったら放っておきませんし!」

美優「ありがとうございます……でも、お断りしなくちゃ」

ちひろ「あ、もう心に決めた人がいらっしゃると?」

美優「い、いえ……そういうわけではっ。あの、アイドルだから……」

ちひろ「あら? プロデューサーさんが、美優さんといると楽しいな、って言ってましたよ?」

美優「えっ!」

ちひろ「プロデューサーさんと一緒なら、毎日がドキドキハラハラだと思うんですけどね……」

美優(毎日が……?)ポワポワ

34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:22:52.01ID:Nkiop9kh0


『美優さん、いよいよこの日が来ましたね』

『今日という日を待ち焦がれてたんです。あなたと出会ったその日から、ずっとね』

『今から美優さんは、永遠に俺と離れることができなくなりますからね。心の準備はできてますか?』

『愛の契りを交わしたその瞬間から……俺と美優さんの、運命が一つになるんです』

『ふたりの愛の結晶、一緒に育んでいきましょうね?』

美優(ドキドキ孕孕……!?)

35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)00:28:19.94ID:Nkiop9kh0


美優「そんなのダメです……身体がもちませんっ!」

ちひろ「そ、そんなに嫌なんですか?」

美優「あの、嫌ではないんですよっ? でも私の身体がもつかどうか……!」

ちひろ(ああ……プロデューサーさんとのデートは大変ですからね)

ちひろ「プロデューサーさんなら一日中もありえますねー」

美優「一日中……!? Pさんと、一日中……!?」

ちひろ「多分、プロデューサーさんならそうでしょう! なんたって美優さんですし」

美優「うう……ち、ちなみに、あの、何人くらい欲しがってるんでしょう……?」

ちひろ(何人? ああ、新しいアイドルの数かな?)

ちひろ「たしかこの前、あと20人は欲しいって言ってましたよ?」

美優「に、20人……が、頑張ります!!」

ちひろ「卯月ちゃんのマネですか? 可愛いですよ♪」

美優「この調子で夜も頑張らないと……!」

ちひろ「いいなあ、結婚……」

美優(栄養つけて、健康にも気を配って……いつでも万全にしなきゃっ)

38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:37:08.63ID:Nkiop9kh0


ちひろ「泉ちゃんはほんとクールですねー……」

泉「……? ちひろさん、よく分からないよそれ」

ちひろ「いえいえ。褒めてるんですよ、いつでもクールだなって!」

泉「そうかな。無愛想って言われるだけだと思うのだけど……」

ちひろ「無愛想だなんて、とんでもないです! 泉ちゃんは実は感情豊かな娘ですよ?」

泉「いまいち実感がないけど……どうして?」

ちひろ「だって、プロデューサーさんがよく話してくれますからね!」

泉「Pが……?」

ちひろ「はい! 泉ちゃんのこと、知り尽くしてる人ですよ!」

泉(私が……知り尽くされて……?)ポワポワ

39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:40:51.20ID:Nkiop9kh0


『フフ……好きな娘のことで知らないことが、俺にあるとでも思ってたのかな?』

『残念だけど、泉の全ては俺の手の中だよ。好き嫌いも得手不得手も、ね』

『つまり……今、泉が俺に望んでいることも、ぜんぶ分かってるんだ』

『でも、もしかしたら間違ってるかもしれないな……それだと面白くないよな?』

『皆まで言わなくても、泉なら察してくれるだろ? 可愛いおねだり、泉の口から聴きたいな……?』

泉(はっきんぐされるぅ……っ!)

40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:45:34.75ID:Nkiop9kh0


泉「私の心を弄ぶのはダメ!」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさんはそんなことしませんよ!?」

泉「わからないよ。Pは、簡単に心のセキュリティを破ってくるから」

ちひろ「おや、経験談ですか? ちょっと詳しく聞きたいです!」

泉「や、私は大丈夫。理性がある限り負けないよ」

ちひろ「あちゃ、やっぱり泉ちゃんはクールですねー」

泉(理性を無くしたことがないとは言ってないけど……ね)

41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)00:48:19.73ID:Nkiop9kh0


ちひろ「暑いですね……茜ちゃん……」

茜「そうですか? 今日は涼しくていい天気だと思います!!」

ちひろ「だって最高気温が、今月最高らしいじゃないですか……」

茜「太陽も元気です!! 負けてられませんよ、ちひろさんっ!!」

ちひろ「熱い……やっぱり、茜ちゃんがされる告白も、相当熱いんですかね?」

茜「告白? なんのですか?」

ちひろ「それはもちろん、愛の、ですよ」

茜(あ……愛!?)ポワポワ

42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)01:03:06.73ID:Nkiop9kh0


『茜ーーー!! 茜、聞こえるか? 茜!! 返事はしなくてもいい……ただ聞いていてくれればいい……』

『俺の理性は逝ってしまったよ・・・全て自分が悪かった、って言い残してね。でも、そんな事はもういいんだ……』

『……いいんだよ。それとも、その事で俺がお前を責めるって思ってるのか?』

『なぁ、俺達はこの一年間、一体何をしてきたんだ? 俺達のこの一年間は一体何だったんだ……?』

『まだ何も答えなんて出てないじゃないか……』

『……憶えてるか? あの時、事務所で初めて出会った俺達は、ちひろさんに無理やりプロデュースを押し付けられて……』

『何もわからないまま、芸能界というリングに放り出された……』

『俺は、無我夢中で闘った!! でも終わってみれば、周りは素知らぬ顔で後のことしか考えちゃいない』

『でもそれで、俺達のプロデュースが終わってしまっていい訳がないだろ……?』

『確かに、俺達はLIVEに勝った。でもそれは全て、お前がいつも一緒に居てくれたお陰なんだ』

『そうだよ……お前と俺とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒じゃなくちゃ意味が無くなるんだ』

『なぁ茜、総選挙の朝、俺は言ったよな?CDデビューしたら、お前に聞いて欲しいことがあるって』

『俺はプロデュースすることしか出来ない不器用な男だ。だから、こんな風にしか言えない……』

『俺は……お前が……お前が…………』

『お前が好きだぁ!!!! お前が欲しいーーー!!!!』

『茜ーーーッ!!!!』

茜(プロデューサーーーっっ……!!!!)ポワワ

46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)01:15:58.71ID:Nkiop9kh0


茜「そ、そんなの恥ずかしすぎます!!」

ちひろ「わ、珍しく茜ちゃんが照れてます」

茜「な、なんなんですかプロデューサーは!! 私、許せません!!」

ちひろ「うわー……茜ちゃんが怒ってます……!」

茜「罰として、その……今度ふたりでお出かけします!!」

ちひろ「かわいい」

茜「私に相応しいプロデューサーになれるよう、一から鍛えなおしですから!!」

ちひろ「あ、プロデューサーさんと休み合わせときますねー」

茜「ありがとうございます!!」

ちひろ「いやー、プロデューサーさんも幸せ者ですね! こんなに愛してもらえるなんて!」

茜「あ、あいっ……!? と、とととりあえず走ってきまーーーーすっ!!!」

ちひろ「え、こんな暑いのに!?」

茜(熱々カップルになっちゃうじゃないですかーーー……!!!)

47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)01:36:19.96ID:Nkiop9kh0


ちひろ「皆、もうちょっと夢があればいいんですけどねえ……」

ちひろ「せっかくの愛の告白くらい、夢見てもいいですよね」

ちひろ「プロデューサーさんとか、絶対大胆な告白してきそうです!」

ちひろ『もうお前しか見えない……お前のためなら世界を敵に回してもいい!』

ちひろ「とか……」

ちひろ『ちひろのためなら死ねる!』

ちひろ「なーんて言われたりしてっ!」

まゆ「それいいですねぇ」

ちひろ「そう思いますよねっ!」

まゆ「まゆもPさんにそう言われたいです」

ちひろ「やっと共感してくれる人に出会えましたよー!」

まゆ「ウェディングドレスまで着せて……うふふ」

ちひろ「捗りますね! ところでさっきから姿が見えませんけどどこに」

48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/02(月)01:40:39.34ID:Nkiop9kh0


P「っくちゅん」

凛「どうしたの? 風邪?」

卯月「風邪は饅頭の元ですよ、プロデューサーさん!」

未央「いやしまむー、万病だから!」

P「いやな……誰かが噂してるのかもな」

凛「ふーん……ところでさ」

P「うん?」

凛「えっと……何か……言うことない?」

未央「ごめんしぶりん! この前しぶりんのロケ弁から、から揚げ一個貰っちゃった!」

卯月「ええっ!? 私の分の減りが早かったのも、未央ちゃんのせいだったんですか!?」

未央「それ、しまむーが食いしん坊なだけだし!」

P「今日はオフだぞ?」

凛「そうじゃなくて……やっぱなんでもない。っていうか未央それ初耳」

未央「えへへ」

P「変な凛」

凛「はいはい」

卯月「?」

未央「?」

凛(やっぱり言葉がなくても……ね)

49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/06/02(月)01:43:18.51ID:Nkiop9kh0


おしまい
茜がやりたかっただけ

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元スレ: 千川ちひろ「告白されるとしたら」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401627443/